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2009年06月30日 [00:00] 日記 

「最低の人間だ……」そう思った。

木村カエラの出演している『Hot Pepper』のCMが、

異様にカワイイ!!!

オハヨウゴザイマス、Masです。
 
 
 
「俺は結構冷徹な人間なのかも知れない」

コロ助の亡骸を一輪車で運びながら、

俺はそんな事を思っていた。

あんなに可愛がっていたコロ助が死んだのに、

涙を流す事も無い俺……

直線距離にして3mも離れていなかったのに、

コロ助が動いたのも分からず、

その死に目を看取れなかった俺……

一輪車の上で横たわるコロ助の、

もう光を映さない瞳が、

そんな俺を批難する様にこちらを見つめている。

そんな気もしていた……



亡骸を埋める場所としたのは、

我が家から程近い、川の近くの防砂林の中。

ココは、毎日の散歩のコースでもあり、

我が家からも、我が部屋からも見える位置だった。

俺はスコップを手にして、穴を掘り始める。

親父が脚が悪いので、俺一人の作業となった。

コレが、結構な重労働となった。

端とは言え、ココは防砂林の中。

梅雨時と言う事もあって、地を這う蔦や、

地中の根が、これでもか、と育っている。

ソレ等がスコップを地面に突き刺す度に刃にぶつかり、

作業の邪魔をする。

その事が一々癇に障る。

単調な作業。

それも、思い通りに進まない作業に、

「クソ、この蔦邪魔なんだよ!」

「あぁもう、土掘れやしねぇ!」

「そもそも、何で俺が今こんな事をやっているんだ?」

「大体、早すぎなんだよ、死ぬのが!」

「もうちょっと、苦しむとかあるんじゃ無いか!?」

俺はいつの間にか……

死んだコロ助に悪態をついていた……



「最低の人間だ……」

そう思った。



30分近く掛けて、

漸く穴が掘り終わった。

親父が前肢を持ち、

俺が後肢を持って、

その墓穴に、コロ助の亡骸を入れる。

入れる際に、親父が早めに手を離してしまったので、

ちょっと亡骸がズレてしまい、

慌てて前肢を動かす。

この時点でも、

コロ助の亡骸は温かく、柔らかかった。



最後に、

もう一度コロ助を見た。

コレが最後のコロ助の姿……

……

…… ……

…… …… ……

「……土入れろ」

親父の言葉に、俺は我に返った。

「あぁ、うん」

そして、俺はスコップを手に取り、

掘り出した土を、

元の穴に戻す作業を始めた……
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