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2008年10月22日 [00:00] 日記 

まつりだわっしょい!  ~伍:御浜下り~

絵を描けば描くほど目標が遠くなる……

オハヨウゴザイマス、Masです。
 
 
 
 午後12時半。
 行列は"宿(やど)"(の役割を果たす)家に到着した。
 "宿"は、神輿が文字通り宿る場所であり、所謂休憩所である。
 ココ"宿"にて、昼食となる。
 ちなみに、今回"宿"となった家も、我が家の親戚である。
 ……田舎は、近場に親戚がいっぱい居るのでチト困る。
 この"宿"には神輿行列に参加していない地区のオバサマ達が待機しており、行列のメンバー達の昼食の為に甲斐甲斐しく動いている。
 朝の神社での集合の時も思った事なのだが、知らない顔も多数居たり……
 ……ただ単に、あまりご近所付き合いをしていないだけだったりするが。
 ココは本来45分程度の休憩時間を取っていたのであるが、前述の"担ぎ棒"の件もあり、時間を短縮。
 30分で出立する事になった。

 午後2時50分。
 "宿"を出立し、海岸通りを練り歩きながらいくつかの家を廻った後に着いたのは海岸。
 ココは、この祭り最大のイベントである『御浜下り』が行われる場所である。
 最大のイベントと言うか、ハッキリ言ってこの祭りは、『御浜下り』を行う為のモノである。
 ぶっちゃけ言ってしまうと、コレだけやれば良いのだ。
 この『御浜下り』とは、神輿を担ぎ海へ入り禊を行う"神事"である。
 これを行う事により、一年分の穢れを洗い落とすと言う事らしい。
 本来であれば神輿そのものを海に浸けなければいけないこの"神事"。
 だが、実際のそんなんやったらあっと言う間に神輿が壊れる!!
 と言うのも、海水浴場が多い為、あまり知られていないが、実は九十九里の海は、結構波が荒い。
 海水に浸かる事によって腐食が進むのもあるが、実際は、波に打ち付けられて壊れる方が多いらしい。
 なので、神輿を担ぐ事により、担ぎ手達を"神輿そのもの"に見立て、担ぎ手に代わりに海に入ってもらう、との事だ。
 "神事"なだけあり、この『御浜下り』は自然と気合が入る。
 更に言うと、参加者全員が参加するモノでも無く、暗黙の了解として人選がされる。
 担ぎ手しかり、御囃子の奏者しかり。
 選ばれた担ぎ手達は海水に濡れても良い様、袢天を脱ぎ、白装束(?)となっている。
 私は、と言うと……
 しっかりと奏者の一人になっていたり。
 そして、午後3時。
 拍子木の音が合図となり、"神事"が始まった。 
 御囃子の演奏する『祭囃子』に合わせ、担ぎ手が神輿を担ぎ揉んで行く。
 神輿を揉みながら真っ直ぐに海へと突っ込んだ。
 数m進むと一旦戻り、音楽に合わせまた突っ込む。
 近年の海食の影響もあり、海はイキナリ深くなっている。
 それに嵌らない様、担ぎ手は盛り上げながらも身長に移動しなければならない。
 そうなると、真っ直ぐだけ動いている訳にも行かず、斜めの動きに移って行く。
 担ぎ手達は既に全身がずぶ濡れ。
 海水に浸からない様に気を使っていた神輿も、流石に全く濡れない訳にもいかず、所々飛沫で濡れている。
 5、6往復もしただろうか、漸く神輿は海より離れた。
 担ぎ手達の白装束は海水を吸い、とても重そうである。
 そして、終了の合図である拍子木が鳴らされ、『祭囃子』が終わる。
 午後3時10分。
 『六社神社御神幸祭』の"神事"、『御浜下り』が無事終了した。
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